行政書士試験の合格率推移と合格率を上げる対策
行政書士試験の合格率は、過去10年間で約10〜15%で推移しており、難関資格の一つです。2026年現在、合格率は約11.2%(2025年度実績)で、受験者数約45,000人に対して合格者数は約5,000人でした。合格率が低い主な理由は、一般知識の足切りと法令科目の高い難易度です。この記事では、合格率の推移データと合格率を上げるための具体的対策を解説します。
過去10年の合格率推移データ
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |------|---------|---------|-------| | 2025年 | 45,128人 | 5,053人 | 11.2% | | 2024年 | 46,991人 | 5,897人 | 12.6% | | 2023年 | 47,870人 | 5,842人 | 12.2% | | 2022年 | 47,332人 | 5,104人 | 10.8% | | 2021年 | 49,126人 | 5,353人 | 10.9% | | 2020年 | 48,715人 | 5,571人 | 11.4% | | 2019年 | 51,468人 | 5,788人 | 11.2% | | 2018年 | 50,926人 | 6,360人 | 12.5% | | 2017年 | 52,214人 | 6,134人 | 11.7% | | 2016年 | 53,456人 | 6,477人 | 12.1% |
平均合格率:約11.5%
出典:一般財団法人行政書士試験研究センター
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合格率が低い3つの理由
理由1:一般知識の足切り制度
実態:
- 一般知識は56点満点中24点以上が必須
- 24点未満は即不合格(法令科目の点数に関わらず)
- 一般知識の足切りで約20〜30%の受験者が不合格
対策:
- 時事問題対策を怠らない
- 文章理解(国語)で確実に得点
- 過去問で出題傾向を把握
- 行政書士の足切り対策を徹底
理由2:法令科目の難易度が高い
実態:
- 行政法と民法で配点の約70%を占める
- 判例知識や応用問題が多い
- 基礎知識だけでは合格ラインに到達しない
対策:
- 行政法と民法に学習時間の60%を投入
- 判例を重点的に学習
- 科目別の勉強法を実践
理由3:記述式問題の配点が高い
実態:
- 記述式は60点満点(全体の20%)
- 部分点はあるが、完全解答は難しい
- 記述式対策を怠ると合格が遠のく
対策:
- 論点整理能力を養成
- 過去問の模範解答を研究
- 記述式専用の対策講座を受講
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合格率を上げる5つの対策
対策1:通信講座を活用する
効果:
- 通信講座受講者の合格率は約12〜15%
- 独学の合格率約5〜8%と比較して1.5〜2倍
おすすめ講座:
対策2:学習時間を確保する
必要な学習時間:
- 独学:800〜1,000時間
- 通信講座:600〜800時間
1日の学習時間目安:
- 1年計画:1日2〜3時間
- 6ヶ月計画:1日4〜5時間
対策3:過去問演習を徹底する
過去問の重要性:
- 過去問から類似問題が約30〜40%出題
- 出題傾向の把握が必須
- 5年分×3周が目安
過去問の使い方:
- 1周目:解答解説を読みながら理解
- 2周目:自力で解いて弱点発見
- 3周目:時間を計って本試験形式
対策4:模擬試験を受験する
模試の効果:
- 本試験の時間配分を体験
- 現時点の実力を客観的に把握
- 弱点科目を発見
受験回数:
- 最低2回は受験すべき
- 本試験2ヶ月前、1ヶ月前に受験
対策5:苦手科目を作らない
重要:
- 足切り制度があるため、どの科目も一定点数が必須
- 得意科目で稼いでも、苦手科目の足切りで不合格になる
対策:
- 苦手科目に時間を多く割く
- 捨て科目を作らない
- 苦手科目は講義で丁寧に学ぶ
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受験者属性別の合格率
年代別合格率
| 年代 | 合格率 | |------|-------| | 20代 | 約14% | | 30代 | 約12% | | 40代 | 約10% | | 50代以上 | 約8% |
傾向:
- 若年層ほど合格率が高い
- 記憶力・学習時間の確保が有利に働く
受験回数別合格率
| 受験回数 | 合格率 | |---------|-------| | 初受験 | 約8% | | 2回目 | 約12% | | 3回目以降 | 約15% |
傾向:
- 複数回受験者の合格率が高い
- 試験傾向の把握が重要
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合格率から見た難易度比較
| 資格 | 合格率 | 難易度 | |------|-------|-------| | 司法書士 | 約4% | ★★★★★ | | 社会保険労務士 | 約6% | ★★★★☆ | | 行政書士 | 約11% | ★★★★☆ | | 宅建士 | 約17% | ★★★☆☆ | | FP1級 | 約10% | ★★★★☆ |
行政書士の難易度は、社労士と同等レベルの難関資格です。
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まとめ:合格率11%を突破するために
合格率約11%という数字は、決して楽な試験ではないことを示しています。しかし、適切な対策を講じれば、十分に合格可能な資格です。
合格率を上げるポイント:
- 通信講座を活用する(合格率1.5〜2倍)
- 学習時間を確保する(600〜1,000時間)
- 過去問演習を徹底する(5年分×3周)
- 模擬試験を受験する(最低2回)
- 苦手科目を作らない(足切り対策)
まずは通信講座の資料請求から始めて、効率的な学習環境を整えましょう。
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